久々に試乗してみたいと思える日本車が発売されました。
ポルシェ ケイマンSとBMW Z4をターゲットに開発したという日本伝統のスポーツカー。
ポルシェ ケイマンSとBMW Z4をターゲットに開発したという日本伝統のスポーツカー。
ルノー販売から撤退した広島の某ディーラーにて試乗。
試乗車が来て最初の週末とのことで結構な盛況ぶりです。
試乗車は最高グレードのVersion ST 6MT仕様。
このMTにはシンクロレブコントロールという機構が付いてます。
簡単に言うとシフトダウン時にブリッピングするマニュアルミッションです。
セミオートマではもはや当たり前の機構ですが、手漕ぎのマニュアルミッションにも搭載されたということで興味津々。
概観は前モデルのイメージを踏襲してますが、ヘッドライトとテールランプの形状がブーメラン型と呼ばれる独特の形状。
なかなか良いんじゃないですかね。僕は好きです。
サイドミラーから見えるリアブリスターフェンダーの張り出し具合もヤル気を誘います。
乗り込んでシートポジションを合わせた印象は、意外と着座位置が高くタイト感無し。クラッチも非常に軽くスポーツカーに乗り込んだという感覚は薄いです。
エンジンをスタートさせるとこれまた意外にも静か。さすが最新のGTカーだけあって、NVH対策も一級なんだと思いつつアクセルと踏み込むと。。。うるせ~!
ドライブトレーン?エンジン?とにかくメカニカルな雑音が容赦なく車内に侵入してきて官能性とは程遠い印象。
しかしながら3,700ccのV6ユニットはE46 M3とほぼ同等のパワー&トルクを発生し、M3よりも50kg軽量なボディーを引っ張るには十分なパフォーマンスを有してます。
高回転型のM3と異なり、低速からも分厚いトルクが湧き出ておりスタートダッシュは明らかにZの方が速いですね。
ただし回すとうるさいので高回転を多用する気にはなりません。
ハンドリングは従来モデルから100mmショートホイール化が図られ、ワイドトレッド化との相乗効果でキビキビ感が増してます。
サスの硬さも街乗りではちょうどいい感じ。フロント245/40R19、リア275/35R19のワイドタイヤを難なく履きこなしてます。
さて注目のシンクロレブコントロールですが、機械としては良く出来てます。
シフトゲートの入り口にセンサーが付いてるんでしょう、ゲートに入れる瞬間にブリッピングしてシフトが吸い込まれます。
5速から4速を飛ばして3速に落としてもちゃんと回転を合わせてくれます。
サーキットを走るときはどうなんでしょうね。フルブレーキング中に踵でアクセルを煽らずにクラッチ操作だけでシフトダウンをするという行為は、ヒール&トゥが染み付いた体には相当な違和感がありそうですが。。。
MTを駆使して車を運転するということは、自らの意思で車をコントロール下に置いて操作してるというダイレクト感や、支配感或いは一体感というものを味わうことが出来るのが最大の悦びだと思うのです。
ダイレクト感を味わいつつもハンドル操作だけに専念して速さを追求するならシーケンシャルミッションが順当だと思われ、減速時の右足の省力化しかできないシステムってどうなんでしょ?
要するに余計なお世話って感じでした。
アルファロメオ164に搭載されたQシステムでしたっけ?オートマなのにH型ゲートが切られてるあれですわ、あれと同じ匂いがしますね。
ま、気に入らなければオフで走れば良い訳だし、車としては良く出来てると思います。
サーキット走らせるときっと速いことでしょう。
カブリオレが出たら欲しいかも・・・
試乗DMでも届いたんですか?
返信削除》ともぞうさん
返信削除い~え。
試乗車を置いてるデラをググってみたらたまたまココでした。
これ、フジで走ってました。マインズのデモカーでした。
返信削除写真で見た時は「カッコ悪くなっちゃった!?」と思いましたが、実物はかなりカッコえかったです!!
MT+自動ブリッピングって機能、とても興味があります。私も試乗しにいってみよーー!!
しかしこのご時世、排気量を拡大する必要があったのか??
ちょっと販売面では心配なクルマですね。(別に私に心配しちゃいらないでしょうけど‥(^^ゞ
》tetsu24さん
返信削除試乗マニアより早く試乗できて光栄っス!
シンクロレブコントロール、是非体験してみて下さい。
不思議な感じですよ。
スタイリングはカッコイイですよね~
先代よりも特に後姿がグラマラスになってエロいです。
3.7ℓは確かにデカ過ぎ。税金高いし燃費悪そうだし。
セールス氏も、このご時勢にスポーツカー出してもねぇ・・・とボヤいてました。