朝3時半出発して6時過ぎに岡山国際サーキットに到着。
本日の決勝戦は生憎の雨模様。
ボランティアなので旗振りやレスキュー補助くらいにしか考えてませんでしたが、受付で名前を言うと受け持ち場所の記載が無いし・・・
他の方々が次々と受け持ち場所を発表される中、自分を含め3名がポジションを与えられず居残りとなりました。
ピットレーンの整理及び監視(プッシャーと言うそうです)のミーティング会場。
ラッキー!!! v(^^
そして僕の係は何と、
「ファイヤーマン」
要するに消火係です。
火が出たら消火器でもって消せばOKです。なんて簡単な仕事。
っていきなりかよおい。オフィシャル初心者なんですが。。。
説明会も途中から参加したのでチンプンカンプン。非常に不安。
取り敢えずリーダーとサブリーダーにレクチャーを受けたところ、WTCCのプラクティスと第1ヒート、第2ヒートだけ防火服と防火ヘルメットを着用して消火器持ってピットレーンに立ってたら良いとの事。
僕の受け持ちは9~12番ピットで、BMW 2チーム、シボレー2チーム、セアト1チームのお世話をすれば良いのであります。
しかも、耐久ではなくてたった14周のスプリントレースなのでピットインすることは基本的に無し。燃料補給も無いのでやること無いと思って良いそうです。
その他のサポートレースのFomula V6 AsiaとCIVIC Challenge Cupについてはファイヤーマンはしなくてもよくて、ピットレーンの整理(スタートの監視やグリッドボードの掲示、ピットレーン内の誘導や規制)とピットの監視(不正や喫煙他の監視)が主な仕事です。
楽勝じゃん!
と思いきや、フォーミュラV6レースが始まった途端、ピットインしたマシンから火が出てるじゃないですか!でぇ~
受け持ちピットではなかったので駆け付けるのが一歩遅かったのですが、消火器を持って第二陣として待機。
幸い大事には至らなかったものの、WTCC本番では気を引き締めて臨まなければと思い直しました。
いやぁしかしピットスタッフって役得がてんこ盛りでした。
先ずはWTCCマシンやドライバー、メカニックを目の前で観られます。ボンネット開けて整備しているところから何から何まで。
WTCCはレース中の接触は当たり前の世界なので少々のことじゃピットインしません。
ピットインする車はそれはもう満身創痍の状態でして、それを懸命に修復する作業を目の前で観る事もできました。
第1ヒートにちょうど僕の立ち位置横のピットのシボレーにアクシデントが発生し、右後輪が半分もげた状態でピットイン。
日の丸に必勝と書かれた鉢巻を巻いたピットスタッフが必死の形相で修復します。
残念ながら第2ヒートも出走には至らずリタイヤとなりましたが、取り敢えず走ることができるまで修復した技術と根性はさすが世界を転戦するプロ集団ですね。
ふたつ目の役得は、表彰式、シャンパンファイトの様子を真下から観ることが出来たこと。
勝ったチームスタッフの喜び様や、残念ながら結果の出なかったチームの落胆ぶり、互いの健闘を称え合う風景。そんな現場の温度を感じることが出来たことも素晴らしい体験でした。
更に更に、最大の役得はやはりレースクィーンでしょう!(見るだけですけどね)。
岡山国際専属RQを始め、各チームのレースクィーンはカメラ親父の人気の的。
今大会に備え彼女達とは別に33名のホステス(グリッドに一人ずつ立ってたおねーちゃん)も居てそれはそれは華やかでした。
しかも帰りにお小遣いまで頂いちゃってホンマにええの?
はんぞうさんありがとう!
僕は今回が初参加でしたが、殆どのオフィシャルが僕と同じボランティアです(もちろんベテランですが。特にプッシャーは)。
現役でレースをやってる方、過去に走ってた方、皆サーキットが好きなんですよ。好きでないと勤まりません。
レースクィーンもこの寒空の中あんな姿でずっと立ちっぱ。プロです。
お金の為じゃ無く、真にイベントの成功を目指して朝から晩まで裏方として頑張ってました。そして次回自分たちが走る番になると別のスタッフがサポートをする。
日本のモータースポーツは彼らのようなスタッフに支えられてるんですね。
さて、いろいろと得るものが多かったオフィシャルの仕事ですが、唯一の心残りは全然お宝写真が撮れなかったこと(T T)
目にしっかりとレースクィーンの姿をWTCCマシンの雄姿を焼き付けましたが、ブログネタとしてはやっぱり画像が欲しかったですね。
目にしっかりとレースクィーンの姿をWTCCマシンの雄姿を焼き付けましたが、ブログネタとしてはやっぱり画像が欲しかったですね。